豚肉価格が14週連続で下降、5月のCPI上げ率は再び2%台に戻る 中国

出典:'本站原创' 掲載時間:2020-06-12
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河南省滑県の家庭養豚場で子豚に乳を飲ませる母豚(2019年11月24日撮影、資料写真)。

中国・国家統計局は10日、5月の全国消費者物価指数(CPI)を発表する予定だ。市場では多くが、5月のCPIは前年比下降し、8か月ぶりに2%台へ戻ると予測している。

■5月のCPIは前年比で再び2%台に戻る

国民の生活秩序の回復と豚肉などの食品価格下降の影響を受け、4月のCPIは前年同期比3.3%上昇、上げ幅は3月に比べ1.0ポイント下がり、5か月ぶりに3%台へと戻った。

5月のCPIは前年同期比で引き続き下降するのか、金融情報の分析を手掛ける「万得信息技術(Wind)」の統計を見ると、研究機関18社の5月のCPIに関する平均予測値は2.7%上昇で、その内、予測された最大値は3.0%、最小値は2.3%だ。もしこの平均予測値が現実となった場合、5月CPI上げ幅は前月比0.6ポイント下がり、8か月ぶりに2%台に戻ることとなる。

農業農村部の「全国農産品卸売市場価格情報システム」の観測によると、5月第4週(5月22日~5月28日)の豚肉平均卸売価格は14週連続で下降し、キロ38.82元(約590円)まで下がったことが示されている。

■CPIの今後の動向予測

今後の一定期間、CPIは引き続き下降を続けるか、の問題について、東北証券(Northeast Securities)の劉辰涵(Liu Chenhan)アナリストは、CPIの下降は一時的なものではなく、一つのすう勢と分析する。養豚業の周期性の影響や原油価格の暴落、感染症の二次的発生などの影響により、第2四半期のCPIは前年比3%を切る可能性があるという。「下半期のCPIは3%以下で、第4四半期にはさらに2%を切る可能性もある」と指摘している。

豚肉価格はCPIに影響を与える重要な要素だ。データによると、6月の第1週に豚肉の平均卸売価格は小幅な上昇をした。今後、再び大幅な値上がりが起こり、CPIを押し上げてしまうことはないだろうか。

農業農村部の韓長賦(Han Changbin)部長は5月22日、「昨年の10月以降、正常に繁殖可能な母豚の減少が止まり、増加に転じた。現在に至るまで、連続7か月増加が続いており、5月の時点で、昨年の9月比で18.7%増となり、飼育中の豚の頭数も3か月連続で増加中だ。養豚生産の回復に伴い、需給関係も徐々に改善しており、今後豚肉価格が大幅に上昇することは無い」との考えを示した。

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