中国のゲーム市場が上半期だけで売上高2兆円 日本など海外進出も活発

出典:'本站原创' 掲載時間:2020-09-25
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中国の今年上半期(1~6月)のゲーム市場売上高が約1400億元(約2兆1600億円)に達し、前年同期比で22.3%成長した。新型コロナウイルスの影響で、中国では自宅にいながら消費活動をする「在宅経済(おうち経済)」が活発になっており、多くの市民が「巣ごもりゲーム」をしていた実態が浮かび上がった。

 Wind統計データによると、中国国内A株(人民元建て)市場に上場するネットゲーム会社は37社あり、そのうち30社が上半期の親会社株主に帰属する純利益がプラスだった。16社の上半期純利益は1億元(約15億4500万円)を超え、13社の売上高は10億元(約155億5700万円)を超えている。  上半期の売上高トップは、「日替わり内室」などのスマホゲームで知られる「三七互娯(37 Interactive Entertainment)」の79.89億元(約1235億円)。前年同期比31.5%増で、親会社株主に帰属する純利益は64.5%増の17億元(約262億7800万円)に達した。続いて、「盛大ゲームズ」親会社の「世紀華通(Zhejiang Century Huatong Group)」が売上高で2位、「パーフェクトワールド」で有名な「完美世界(Perfect World Entertainment)」が3位だった。  騰訊(テンセント、Tencent)や網易(NetEase)などの大手インターネット企業のゲーム事業も人気が高い。モバイルゲームの「和平精英(ゲーム・フォー・ピース)」と「王者栄耀」はいずれもテンセントのドル箱だ。テンセントの第2四半期の売上高は前年同期比40%増の382.88億元(約5918億円)に達した。テンセント、網易のゲーム事業の上半期売上高は755.9億元(約1兆1684億円)と273.5億元(約4228億円)に上る。  広発証券によると、新型コロナウイルス感染症がおおむね収束した現在、春節(旧正月、Lunar New Year)連休期や新型コロナ拡大期の「在宅経済」による利益はなくなった。それでもテンセントや網易といった巨大企業は第2四半期も成長を維持。ゲーム業界の利益率が向上した上、新規ユーザーの定着率が予想以上に高く、海外進出も業界の成長を支えた。 「2020年1~6月中国ゲーム産業報告」によると、ゲーム企業は積極的に海外市場を拡大しており、中国国産ゲームの海外市場の売上高は、2019年7~12月の60.24億ドル(約6331億円)から2020年1~6月は75.89億ドル(約7976億円)に増加。前年同期比では36.3%増で、国内市場より伸び率が高かった。海外に進出したゲームではロールプレイング、シューティング、戦略ゲームが人気だ。売上高トップの三七互娯は日本やベトナムなどの売り上げ好調で、上半期の海外事業収入は9.69億元(約149億円)を記録。総収入に占める割合は昨年同期の8.19%から12.13%に増えた。  米IT大手グーグル(Google)とモバイルアプリ広告プラットフォーム「アップスフライヤー(AppsFlyer)」、モバイル広告分析サービス「アップアニー(AppAnnie)」が発表した「2020中国モバイルゲームの海外進出リポート」は、中国のゲーム業界は安定した海外進出を続け、ゲームの質も向上していると指摘。基本的な投資を増やし、ゲームの差別化を図って世界の主要市場に割って入れば、さらなる成長が期待できるという。

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