白タク横行、中国配車サービス 「全車調べるのは非現実的」と滴滴

出典:东方新报 掲載時間:2018-05-25
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  中国の配車サービスを利用した女性客が運転手に殺害された事件が起こってから、夜に配車サービスを利用する女性客が激減したという。


空港で配車サービスの運転手を調べる警察(2018年4月6日撮影、資料写真)。(c)CNS/殷立勤

 ある運転手は女性客が急いでいる様子だったため、混雑した道を避けて裏道を利用したところ、「方向は合っていますか?私をどこへ連れて行くのですか?こんな人通りの少ない道…」と怖がってしまったという。

 記者が配車アプリ「滴滴出行」で車を5台呼んだところ、うち3台は営業に必要な二種類の証明書「ネット予約車運転証」「ネット予約車輸送証」を持たない「白タク」だった。

 運転手らは悪びれる様子もなく、「試験に申し込み中だ」などと話していた。証明書の手続きには金がかかるし、自家用車扱いにならないと車両の保険料が2倍になってしまうと話す運転手もいた。

 二つの証明書がなければ違法営業として巨額の罰金が科されるにも関わらず、なぜ危険を冒してまで運転し続けるのか。ある運転手は「気をつけていれば調べられることもないし、証明書の提示を求める乗客もいない」と明かした。

■「空港や駅を避ければ警察には捕まらない」

 また、警察の手法についても運転手たちは心得ていて、「空港や駅に行かなければ、基本的には捕まることはない」と話す。また、運転手用の滴滴のアプリには、空港や駅からの予約を表示しないように設定する機能があるという。

 滴滴の責任者に、この機能について訊ねた。「運転手の目的地を設定し、同じ方向の予約を受け付ける機能の延長で設定できる機能」ということだ。現在、一部地域でのみテスト中だという。

 また、証明書を持たない運転手の取り締まりについて、「1台1台について調べるのは非現実的だ。滴滴でも全運転手に対して証明書の取得を強く求めているが、もしも利用者が異常を感じた場合は、その車には乗らずに通報することを勧める」と話した。


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