中国、チョモランマを15年ぶりに測量

出典:'本站原创' 掲載時間:2020-06-12
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チョモランマの登頂に成功した中国の測量隊 (2020年5月27日撮影)。

世界最高峰のチョモランマ(Qomolangma、エベレストのチベット名)に中国の測量隊8人が先月27日午前11時、登頂に成功した。中国人登山隊のチョモランマ測量は15年ぶり。中国人登山隊のチョモランマ初登頂から60年ぶり。頂上での滞在時間は150分で、世界最長を更新した。中国人が自主開発の知的財産権を保有する国産科学技術でもって世界最高峰の最も正確な高度を測量する。

衛星やドローンなどを使ったリモート測量の時代とは言え、精密測量は最終的には人が実際の足で登り実施測量する必要がある。今回のチョモランマの測量では、中国版GPSともいえる北斗衛星システムを使った測量データを使い、航空重力技術を応用することで測量精度を向上させた。また実景3Dを利用したチョモランマ自然資源状況の直観展示マップも作成。さらに登頂観測による測量を行った。こうした最新科学技術によるデータは、6500メートル地点に設置された5G基地局を通じて、地上のデータセンターに即時送られるという。

チョモランマの高度を最初に測量したのは中国人とされる。1975年に中国は初めてチョモランマに3.5メートルの測量標識を設置して測量した結果は8848.13メートルだった。このときの測量はいくつかの理由から完全に正確とは言えなかった。一つは基点の海抜の選択が同じではない。黄海の海面とインド洋の海面では20センチほどの高低差がある。二つ目にチョモランマの氷雪層の変化がある。季節によって氷雪層の高さが違い、チョモランマ登頂部の氷雪層は1~2センチ変化する。三つ目に、測量制度の問題がある。測量のやり方で、50センチ前後の差が出る。1987年、イタリア人チームがGPSを使ってチョモランマの高度を8872メートルと測定した。だが2005年5月22日に中国測量チームが再びチョモランマに登頂し、GPSと氷雪深度レーダー探査器と測量標識建立などの測量任務を行い、実測によってチョモランマの新たな高度を測量、2005年10月9日に、8844.43メートルと世界に発表した。これは当時、国内および国際社会でもっとも正確な測量データとされている。

それから15年。チョモランマの高度も地球の地殻活動などで変化が生じているとみられ、再度正確な測量が試みられることになった。

今回はまず先行隊がチョモランマ頂上に測量標識を建て、海抜5000-6000メートルの地点で測量チームが測量標識に照準にして測量を行う。また衛星による測量データを測量器が受け取り、雪深レーダーも山頂に持ち込んで、雪深も測量。雪の厚みを除去したチョモランマの実際の高度を測るという。

今回の測量は、新中国建設以来7回目の大規模測量科学研究工作。3月2日から50人の測量隊がチョモランマ地域に入り、水準測量、重力測量、全球測位衛星システム(GNSS)測量を展開。希薄な酸素と極寒という厳しい環境の中で、任務は命がけであったという。

今回の測量工作は、チョモランマの正確なデータを収集するだけでなく、中国の先端の測量科学技術と測量チームの不屈の精神をもって中国の国家総合実力を世界に見せたという点でも意義深い。生態環境含むさまざまなデータは、世界の環境保護政策などにも貢献できると期待されている。

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