「青海省の草原保護を」 地元幹部が技術センター設立を提案

出典:'本站原创' 掲載時間:2020-06-12
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青海高原の草地(撮影日不明、提供写真)。

中国の政策提言機関・人民政治協商会議委員で青海省(Qinghai)幹部のゴンポザシ氏たちは5月27日、青海省の草原保護対策をさらに進め、生態系の保護を研究する国家技術革新センターの設立を提案した。

青海省は長江(揚子江、Yangtze River)、黄河(Yellow River)、瀾滄江(Lancang River)の「三大河川の源」「中国の給水塔」と称され、草原の面積は数千万ヘクタールに及ぶ。水源や土壌の保全、酸素の供給、気候調節や生物多様性の維持に非常に重要な役割を果たしている。

ゴンポザシ氏は「青海省の生態環境は全般的に改善しており、草原の植生率は2015年の54%から2018年は57%近くに向上し、草の生産量は2014年の約667平方メートルあたり159キロから2018年は170キロに増加した」と説明。過剰飼育となっている570万頭のヒツジを減らし、草地と家畜のバランスも調整したという。

ただ、ゴンポザシ氏は「草原の生態環境は依然として脆弱(ぜいじゃく)であり、まだ多くの困難と問題がある」と指摘。草原の生態系保護のための資金を増やし、家畜の放牧を減らし、草原の面積を増やすことを提言した。また、草原保護の補助政策対象地域を新たに720万ヘクタール拡大するとともに、補助基準を高めることも求めた。

ゴンポザシ氏はさらに、「三江源草源生態保護国家技術革新センター」の設立を提案。生態系を研究するチームを編成し、草地の回復や種子の開発、草原の劣化メカニズムの研究、害虫駆除などについて研究を進めるよう提言した。

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