コーヒー出前サービスが活況の中国、1杯の配達時間と価格は? スタバも参入へ

出典:東方新報 掲載時間:2018-09-03
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中国でコーヒーの出前サービスの需要が拡大しており、起業家が注目している。スターバックス(Starbucks)などコーヒーチェーン大手も次々とデリバリーサービスを開始し、マクドナルド(McDonald's)やコンビニチェーンも参入し始めている。

コーヒー1杯を出前で注文したら、どれくらいの時間で届くのだろうか。記者が試してみた。

注文してからコーヒーが届けられるまでの時間は、平均で約40分。注文先店舗の距離、店舗内の客の来店状況、配達者の地理上の熟知度などの要素に関係している。


■注文は大部分が「美団」などの出前アプリから

スターバックスは現時点では公式の出前サービス用アプリを開設しておらず、出前アプリの餓了麼(Ele.me)や美団(Meituan)が提供する「スターバックス代理購入サービス」が使われている。

瑞幸咖啡(luckin coffee)は自社専門のデリバリーアプリを利用時にインストールしなければならない点があり、消費者には面倒に感じる人がいるかもしれない。

コーヒーデリバリーに特化する連咖啡(Coffee Box)は、微信(ウィーチャット、WeChat)公式などから注文でき、操作も簡単だ。マクドナルドが運営するマックカフェ(McCafe)や中国大手コンビニチェーンの「全時便利店」出前アプリから注文できる。


■配達費が高いのはマックカフェ

スターバックスコーヒーの出前は、同社とは直接関係のない非公式業者もコーヒーを配達している場合もあるため、注文商品が店舗で販売されているコーヒーよりも値段が割高だ。配達費は、一回の注文につき5~6元(約80~97円)とまちまちだ。

コーヒーデリバリーに特化している点を売りにする連咖啡では、一回の注文につき5元(約80円)の配達費がかかる。同様にマックカフェでは9元(約146円)、全時便利店は店舗により3~6元(約48~97円)とそれぞれ異なる。

また、運送会社の順豊速運(SFエクスプレス、SF Express)の速達専門の配達員がコーヒーを届ける店もある。瑞幸咖啡で、注文の合計額が35元(約570円)以上から配達費が無料だ。同社の一般的なコーヒーの値段が1杯約27元(約439円)なので、コーヒーを2杯か、コーヒー1杯とサイドメニューの注文で配達費は無料となる。


■配達時間に最も時間を要したのはスタバ

スターバックスのコーヒーの出前は、注文サイト上では「平均配達時間は38分」と表示されていたが、実際には50分かかった。店舗が遠かったことが原因だと思われる。

瑞幸咖啡は25分と早かったが、配達先が一定の距離を越えてしまうと「配達範囲外」と表示されるなど、配達可能範囲が狭い。

このほか、連咖啡が35分、マックカフェはサイドメニューと一緒に注文して40分、コンビニの全時便利店は30分かかった。

コーヒーの出前サービスを行う各社は、配達時間のさらなる短縮化を宣言している。


■スタバのデリバリー市場正式参入が与える影響は

スターバックスは8月初め、阿里巴巴(アリババ、Alibaba)傘下の餓了麼と業務提携を正式に締結。9月から本格的なデリバリー業務を始動させると発表した。

スターバックスの出前への参入は、中国内のコーヒーデリバリー市場にどのような変化をもたらすのだろうか。

同社は従来、「代理購入」というさまざまな配達業者に委託する形式でコーヒーを配達していた。現在、代理販売店の数は100店舗以上で月間の注文数は最高で5000件に上り、平均では2000件以上の注文がある。

中国の食品産業アナリストの朱丹蓬(Zhu Danpeng)氏は、「高いブランド価値を持つスターバックスがデリバリーに参入することになれば、瑞幸咖啡や連咖啡などの競合他社との衝突は確実に避けられない。しかし、産業全体や消費者側の視点から見れば、業界にとっては間違いなく良いこと。今後の中国のコーヒー業界全体にも大きな影響を与えることにもなるだろう」と話している。


デリバリーサービスを正式に開始するスターバックス(2018423日撮影、資料写真)。

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