中国鉄路昆明局集団（China Railway Kunming Group）によると、中老鉄道は2021年12月3日の開通から2025年2月末までに、旅客列車を累計6万9000本運行し、4860万人以上の旅客を輸送した。また、貨物列車は5万本運行され、貨物輸送量は5400万トンに達した。

2025年に入ってからは輸送がさらに活発化し、3月3日までに累計で貨物400万トン、旅客410万人を輸送した。

近年、中老鉄道は「鉄道＋文化・観光」の融合発展モデルを推進している。中国のシーサンパンナ（Xishuangbanna）・タイ族自治州からラオスのルアンパバーンへの国際旅客列車が開通し、沿線の千年の古村や世界遺産と近代的な駅が共存している。2025年の春運（旧正月の大移動）期間中、中老鉄道は開通以来最も忙しい時期を迎え、40日間の春運期間中、磨憨（%%Mohan%%）鉄道口岸（港）では出入境観光客が4万2000人に達し、前年同期比で49パーセント増加した。

中老鉄道の列車がホームに停車している様子（2025年1月16日撮影、資料写真）。(c)CNS/劉冉陽

中老両国は、国境を越えた産業園区、産業、金融などの分野での協力を深化させており、中老鉄道の輸送需要は引き続き旺盛である。国境を越えた貨物輸送は中国の31の省・市・自治区およびラオス、タイ、ベトナム、シンガポールなど19の国と地域をカバーしている。

今年に入り、コーヒー先物価格が上昇し、ラオス産の高品質なコーヒー豆が中老鉄道を通じて迅速に中国に運ばれ、その後中欧班列を経由してヨーロッパ市場に直送されるようになった。全行程はわずか15日で、物流コストが大幅に削減され、ラオスコーヒーの国際市場での競争力が著しく向上した。

ラオスのヴィエンチャン南駅に併設された貨物積替施設の完成および常態化運営により、中老タイ鉄道の相互接続レベルがさらに向上した。これまでに「中老タイ」直通輸送列車は累計454本運行され、積替貨物は23万トンに達した。(c)東方新報