中国政府によると、今年11月末までに中国国内で運転免許を保有する人が5億人を超えた。
1949年に中華人民共和国が成立後、運転免許保有者が1億人になるには2003年で54年かかった。2014年に3億人になるまでに11年。それから8年で5億人を超え、平均年間2500万人の速度で増加している。
北京市の道路を走る自動車(2022年12月22日撮影)。((c)CNS/趙隽)
現在、中国では成人の2人に1人が運転免許を持っている。中国国内の自動車保有台数も3億台を超え、平均年間2000万台増えている。
人口1000人当たりの自動車保有台数は225台。100帯当たりの保有台数は60台に達している。
自動車は少数の人たちのぜいたく品から一般家庭の消費財、必需品へと変化し、運転技術も職業技術から生活技術に変わった。
自動車を運転する人の構造も大きく変化し、新しく免許を取得した人の数が急増し、運転経験3年以内が1億人以上、20%以上を占めている。
また、25歳未満の免許保持者は5448万人、10%以上に達している。免許の種類別では、C種小型自動車免許の保有者が4億1000万人で82.6%を占め、A種・B種大型乗用車・トラック運転免許者が4977万人と9.9%などとなっている。
農村の運転免許保持者は平均で年間1300万人以上増加し、現在では2億9000万人に達し、総数の57.8%を占めている。過去10年間、中国の都市と農村の経済格差は徐々に解消されており、モータリゼーションは沿海部から内陸部へ、都市から農村へと広がっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。