中国では、ストレス解消のためにお寺巡りをする若者たちが増えている。中国の旅行プラットフォーム「携程(シートリップ、Ctrip)」によると、今年に入って、全国の寺院関連の景勝地の入場券売り上げは前年比310%増。10代、20代の利用が多数を占めている。
北京のチベット仏教寺院「雍和宮」で小寒の日に食べる雑穀粥を受け取り、記念撮影をする若者たち(2022年1月10日撮影、資料写真)。((c)CNS/韓海丹)
北京大学(Peking University)中国語学部の張頤武(Zhang Yiwu)教授は「ここ数年の中国の若者の間での占いブームをみると、迷信は信じられないという思いがある一方で、何かに頼って安らぎを得たいという心理もうかがえる」と話す。
寺院での瞑想(めいそう)などの没入型のリラクセーションは若者を魅了している。現在、中国の浙江省(Zhejiang)、河北省(Hebei)、福建省(Fujian)などの寺院では瞑想キャンプが開設されており、このような短期の修行活動は、心を落ち着かせる効果をもたらす便利な方法になっている。
若者が寺院でストレスを発散する一方で、寺院側も若者の活力を活用するようになっている。多くの中国の寺院の周りにはさまざまなカフェがオープンするようになった。寺院文化とコーヒー文化の組み合わせは、寺院の魅力を高める新たな要素になりつつある。中国では寺院をめぐる経済活動「寺院経済」が静かではあるが、徐々に熱くなってきているようだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。