コミュニティー食堂が若者たちの新たなお気に入りに 中国
时间:1696341600000 来源:CNSニュース

中国では最近、多くのコミュニティー食堂の店舗探策動画がSNS上で大人気になっている。若者たちは、かつて「高齢者向け」のレッテルが貼られていたコミュニティー食堂に足を踏み入れ、新大陸を発見したかのようにネット上で称賛している。

コミュニティー食堂はもともと中国政府が在宅介護とコミュニティー介護を支援するために導入したサービスだ。政府補助金や政府調達サービスの形で、コミュニティー内の高齢者に安全で健康的で安価な食事を提供している。

新疆ウイグル自治区ウルムチ市水磨沟区南湖北路東コミュニティーに設けられた「大衆コミュニティー食堂」で食事をする人(2023年7月11日撮影)。((c)CNS/劉新)

北京市、南京市(Nanjing)、成都市(Chengdu)など多くの一線、二線都市では、このようなコミュニティー食堂がますます増えている。高齢者は高齢者優遇カードなどを持参すれば、コミュニティー食堂で割引価格で食事をすることができる。一食分の価格は約10元(約204円)で、割引価格での料理追加も可能だ。

しかし、コミュニティー食堂が政府補助金を受けているものの、長く続けていくためには市場化による運営が必要だ。そのため、昨今、「コミュニティー建設の改善」「15分生活圏の構築」などの行動を推進する都市が増えており、多くの地域のコミュニティー食堂が一般市民に開放され始めている。

高齢者が享受する割引価格と比べ、一般市民がコミュニティー食堂で食事をする場合は、通常の価格でしか購入できない。しかも、料理の量は多くない。総合的に考えると、価格は一般的なレストランで提供されるビジネスランチと同等だ。コミュニティー食堂で食事をしたことがある若いサラリーマンは、高齢者の食習慣に合わせるため、通常コミュニティー食堂では少ない油と塩で柔らかく調理され、料理の量も多くないと語った。しかし、女性やダイエット中の方にとってはちょうど良いのだという。

南京大学(Nanjing University)社会学院の郭未(Guo Wei)教授は、中国メディアのインタビューで、コミュニティー食堂の発展は福祉メカニズムと市場メカニズムの有効な結合であり、コミュニティー食堂は高齢者の食事のニーズを満たすと同時に、「市場の顧客」を開拓し、多様な集団に対して3食を提供し、コミュニティー食堂の持続可能な運営にプラスになると述べた。

またアナリストは、消費者の視点から見ると、テンポの速い都市生活で、若者は一部のことの「アウトソーシング」を好むようになり、料理も「アウトソーシング可能」な一つになっているとみている。テイクアウトや調理済み料理と比べると、少ない油と塩で作られた「シニア料理」はより健康的に見える。そのため、コミュニティー食堂は次第に若者のお気に入りの食事場所の一つになってきている。(c)CNS/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

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