新式の温浴施設が中国で流行、若者に親しまれる
时间:1706063134549 来源:CNSニュース

「銭湯に行く」約束は中国の若者たちの新年を迎える新たなチョイスとなっている。


「銭湯での入浴」は中国において長い歴史がある。しかし、伝統的な銭湯では、主に湯浴み、シャワー、垢すりなどの単一のサービスしか提供されておらず、客の主な目的も体を洗って清潔にすることだけで、消費者層は固定化しており、主に中高年層が中心だった。北京北苑湯泉の張大偉(Zhang Dawei)マネージャーによれば、2017年頃から、新たな消費市場のニーズへの対応のため、中国のスーパー銭湯の60パーセント以上が若者向けにモデル転換を試み出した。


中国のあるスーパー銭湯チェーンの休憩スペース(2023年12月10日撮影、資料写真)。(c)CNS/湯悅


若者の好みに合わせ、スーパー銭湯ではさまざまな「工夫」がこらされている。お客は入浴のほか、ボードゲームをしたり、「プレイステーション5(PlayStation5)」をしたり、仮想現実(VR)ゲームを楽しんだり、キャンプをしたりすることができる。さらに、テーマゲームやロールプレイングゲーム(RPG)を導入しているところもある。 


若者向けのモデル転換に伴い、中国の新しいスーパー銭湯は次第に入浴、温泉、サウナなどの多様なサービスを一体化した複合施設へと進化を遂げるようになった。


新式の温浴(温泉・銭湯)施設の流行の背後には、中国人の消費スタイルとライフスタイルの変化があり、都市発展の経済的な側面も表している。北京北苑湯泉の鄧皓月(Deng Haoyue)取締役会秘書によれば、現在の顧客は、これまでの生活の必要性を満たすといった目的のほか、健康で快適な生活の理念も追求している。そのため、同施設は温泉エリアで多種多様な薬浴の健康法を導入し、食事の提供では食材の産地、品質、調理を特に気を払い、さらにスーパー銭湯内で中医理学療法のサービスを提供し、推拿(すいな)やマッサージの手法を組み合わせ、「都市の健康養生」の新たなスタイルを生みだしている。

北京北苑湯泉の中医理学療法エリア。客は推拿、マッサージなどの特色ある中医理学療法サービスを楽しめる(2024年1月4日撮影、資料写真)。(c)CNS/陳欣怡


日本の温泉旅行と似ており、温泉経済はすでに中国の新たな消費のホットスポットとなっている。中国温浴産業レポートによると、2023年には、中国のスーパー銭湯のオンライン注文量が前年比で大幅に増加し、入浴から派生した「温泉旅行」「温泉ホテル」なども消費をけん引する新たな成長分野となっている。その中でも、新式の温浴産業のすそ野はより広く、一連のより大規模な産業システムと消費チェーンが形成されているという。


アナリストによると、過去40年間、中国の温浴産業は急速に発展し、初期の銭湯は人びとの入浴問題を解決するためのものだったが、徹底的な生まれ変わりを遂げ、ますます「こだわり」のある風呂文化に進化してきた。そして近年、養生に夢中になる中国の若者たちは、新たに台頭してきた新式の温浴施設の中で、エンターテイメントと養生の「両立法」を見つけ、温浴市場の加熱を促していると指摘している。(c)CNS/JCM

网友评论

0 条评论

所有评论
显示更多评论