単向街書店の銀座店が開業 アジアのアイデンティティーを探求できる空間
时间:1694559600000 来源:東方新報

中国の有名な文化クリエイティブ機構である単向空間(OWSpace)の海外1号店「単向街書店(One Way Street Library)・東京銀座店」(以下、「銀座店」という)が8月26日午後、人びとが行き交う中、正式にオープンした。これにより、中国最先端の知識空間の一つが、日本という異国で立ち上がった。

創業18年、単向街書店は中国国内6地区で自社店舗を展開し、さらに20余りの提携店舗がある。単向空間は中国の「文芸青年」のとりでとなっている。しかし「銀座店」チームの考えでは、東京店舗は、すべての年齢層の読書愛好者を対象とした場所であり、だからこそ、新店舗には下北沢や中目黒などおしゃれな若者たちが集まる場所を選ばなかった。

「単向街書店・東京銀座店」の外観(撮影日不明)。((c)東方新報)

「銀座店」の本の7割は中国語書籍で、その他に日本語や英語、韓国語などの本もある。選書作業は単向空間北京本部に全権委任されている。それは、ブランドイメージ統一の維持の他、中国国内での書籍出版と東京での販売のタイムラグをなくすためだという。

選書基準としては、北京と東京の最大公約数であるアジアをテーマにしている。ここには古代から現代まで、特に19世紀末以降のアジアの概念と状況を深く解釈したものや、現在のアジアで生活する思想家や文芸創作者の思考の結晶がそろっている。

「銀座店」董事長の松本綾(Aya Matsumoto)氏の考えでは、「銀座店」の書籍は読者にとって他の周辺国をよりよく理解するのに役立つ存在であり、読者たちは、ここで自分自身を再発見し、アジアのアイデンティティーを見つけることができる。単向空間は、東京の街頭を急いで通る人びとに集いのための機会をつくり、相手の生活状況を感じ取り、相手の声を聴くことができる実体文化の場を創造することを目指すのだという。

「銀座店」は千代田区神保町周辺の古書店との協力を計画している。「銀座店」事業開発部長の向蕾蕾(Xiang Leilei)氏の計画では、ここは中国から神保町への窓口となり、将来的には「銀座店」から直接神保町の情報を取得することができるようになるという。彼女は、同じエリアの実店舗は競争関係を築くよりも、共に成長すべきだと考えている。

「銀座店」の中国語書籍は、すべて中国から直接輸入されており、関税やその他の手数料を含めると、1冊あたりの販売価格は原価の約2.5倍になる。にもかかわらず、大多数の顧客はこのコストパフォーマンスを受け入れている。現時点では、「銀座店」はまだ電子商取引サービスの導入は検討していないが、向蕾蕾氏は、書店が将来的に有料会員制度を導入し、日本の地元会員が読みたい本を中国から輸入できるようサポートすることを検討していると語った。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

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