中国・全国で過去最多の1340万人が大学入試に参加
时间:1718243819788 来源:東方新報

中国で毎年行われる大学入試、通称「高考」が7日に始まった。今年は全国で過去最高の1342万人が受験した。


このプレッシャーのかかる試験は、学生の高等教育への階段であり、将来のキャリアアップに直結する。中国のトップクラスの大学に入るためには、この試験で高得点を取らなければならない。


10日まで行われるこの権威ある試験を無事遂行するため、地方の行政機関は臨戦態勢をとり、教師や保護者は受験者の自信を高めるため、ありとあらゆる注意を払う。


「自分を信じなさい。あなたならできる!」雨降る金曜日(7日)の朝、北京市の西城区(Xicheng)では、試験会場の外で傘を差しながら心配そうな表情を浮かべる保護者たちの姿が見られた。

北京師範大学(Beijing Normal University)付属第二高等学校の生徒の母親・ジンさんは、娘が2時間半に及ぶテストを終えるまで、近くに停めた車の中で待つつもりだ。


湖南省長沙市で高考が終わり、走って試験会場から出る受験生たち(2024年6月9日撮影、資料写真)。(c)CNS/楊華峰


「娘の成績には自信がありますから、リラックスしてベストを尽くすように言うだけです。結果がどうであれ、私たちはそれを受け入れることができます」とジンさんは言った。


7日は午前7時に雨が降り始め、北京の交通管理局はスムーズな交通の流れを確保するための勤務体制を発動した。オートバイに乗った800人以上の警察官が105のテスト会場周辺に配置され、安全と秩序を確保した。


午前9時30分現在、同局は受験者とその保護者からの44件の要請(うち11件は車両故障などの緊急事態)に対応した。


身分証明書を紛失したり、破損したりした受験者の便宜を図るため、全国で特別措置が採られている。例えば、甘粛省(Gansu)は6月1日に受験票発行のためのグリーン・チャンネルを開設した。このグリーン・チャンネルは6月20日まで開設され、今後実施される他の試験の受験生にも同様の特典が与えられる。


湖北省(Hubei)は試験期間中の受験生の相談に応じるため、107の通報・相談ホットラインを設置し、受験生の様々な悩みに対応している。


江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)の受験生の父親・ワンさんは、現在の大学入試の評価システムは、自分が受験生だった頃と比べてより難しくなっていると感じている。「娘のスコアに対してあらかじめ期待することはありません。ただベストを尽くして欲しいだけです」と話す。


娘のワンさんは大学で、法律、語学、応用数学のいずれかを専攻したいと考えているが、どの大学で勉強したいかはまだ決めていない。一家は江蘇省の「昆山杜克大学(Duke Kunshan University)」など、海外との協力で設立された大学を検討している。


父親・ワンさんの話によると、現在の大学入試制度には、海外との協力プログラムや専門学校を含む複合的な選択肢が提供されており、幅広い高等教育の機会があるという。


「中国教育発展戦略学会(Chinese Society of Educational Development Strategy)」のメンバーのチン氏の説明によると、統計基準の変更で、中等職業学校からの受験者が算入されるようになったため、受験者の総数が増加したという。


チン氏は「ほとんどの人が、専門のカレッジでも総合大学でも、大学に入ることができる。今年は51万人の受験者増となったが、入学定員の総数には大きな問題は起きないと思う。また、有名大学は学部生の受入れ計画を拡大しており、受験生と保護者は、競争率の上昇をあまり心配する必要はない」と説明した。(c)東方新報

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