フィリピンの著名作家シンブラン氏の著書「我々の不安なベース」と日本の米軍基地の現状
时间:1721357841921 来源:東方新報

フィリピンの著名な作家・ローランド・G・シンブラン(Radland·G·Simbran)教授が、最近また熱い注目を集めている。彼の著書『The Bases of our Insecurity』(第3版)は地元で話題となり、ベストセラーとなった。原著の英語タイトルの『The Bases of our insecurity』の「Bases」は「基礎」という意味もあるが、同時に「基地」という意味にもなる。



本書は「私たちを不安にさせる軍事基地」と解釈すべきで、日本の凱風社から出版された日本語版のタイトルも『フィリピン民衆vs米軍駐留』となっている。

現在、著作の原文版も日本の一部書店で入手可能だ。

この本の著者は積極的で熱心な平和主義者である。フィリピンに米軍基地が存在し続けることに反対している。彼は「米軍とフィリピンの防衛協力強化協定(EDCA協定、Enhanced Defense Cooperation Agreement)」による基づくフィリピンの米軍駐留の拡大は、フィリピンをまさに米国の「航空母艦」に変え、国の主権と安全を危険に晒すものだと述べている。

彼はフィリピンの真の平和と独立的な外交政策を実現するため、協定の撤去を求めている。

私はフィリピンの現状に深い同情を禁じ得ない。そして日本の米軍基地の現状を重ね合わせずにはいられない。この点は、私のみならず、多くの識者もまたシンブラン教授と同じ視点を共有している。

沖縄県嘉手納町に住む女性・鶴本さんは「米国は日本に巨大な軍事基地と軍隊を持っている」と言う。「日米安全保障条約」やその「防衛指針」は、これらの基地や米軍の存在に正当性を与えている。しかしこの世界では、合法性は必ずしも合理性を意味しない。これらの基地と米軍の表向きの根拠は、日本に安全保障をもたらすことだ。しかしこれは諸刃の剣だ。もし厳しく管理されなければ、かえって地域住民の安全を脅かすことになる。

環境学者の鈴木一男氏が言うように、米軍基地は周辺環境にも大きな問題をもたらしている。沖縄の米軍基地周辺の多くの場所で、有機フッ素化合物の基準値を超える値が検出された。これを受けて地元政府は土壌と水質の総合調査に乗り出したが、その結果は驚くべきものだった。

さらに、人権活動家の松岡毅氏の話では、昨年12月、沖縄の米軍基地の25歳の兵士が16歳未満の少女をレイプしたという。この事件は当時隠蔽され、地元政府が事実を知ったのは半年後のことだった。沖縄県の玉城(たまき)ダニー知事は「米軍の蛮行は女性の尊厳を踏みにじり、基地周辺の人々に強い不安感を与えた」と怒りを表した。

日本のある高位の外交官は「第二次世界大戦の終結後79年近く経つ。今の日本はもはや軍国主義の日本ではない。憲法第9条を遵守する平和な国である。戦後の『占領状態』はすでに終わっている。また日本は『正常な国家』を目指している。『正常な国家』の最大の特徴は『国民主権』の独立である」と述べている。

同盟国との一定の軍事的な結びつきや協力関係の構築はもちろん必要だが、他国に軍事基地を提供したりや軍隊の駐屯を認めることは不適切であろう。さらに、すべての軍事協力は、日本自身の安全保障を考慮したものであるべきで、第三者に対するものであってはならない。

「日本に敵はおらず、友がいるだけだ」、私は「敵なし、友あり」の日本を築く必要があると考えている!(筆者:内堀 晃一)

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