キャッシュレス決済サービスの支付宝（アリペイ、Alipay）が3日に発表した統計によると、蛇年の春節（旧正月、Lunar New Year）休暇の最初の5日間（1月28日～2月1日）における訪中外国人観光客のアリペイ利用額は、前年の同期間と比べて1.5倍に増加した。

中国の「ビザ免除圏」が拡大するにつれ、ますます多くの外国人観光客が中国を訪れ、中国文化を体験し、名所旧跡を巡り、各地の美食を味わい、さまざまな伝統文化を楽しんでいる。

上海豫園の九曲橋を歩きながら灯りを鑑賞する観光客（2025年1月29日撮影、資料写真）。(c)CNS/殷立勤

統計によると、蛇年の春節休暇では「北京・上海・広州（Guangzhou）・深セン（Shengzhen）・杭州（Hangzhou）」といった定番の訪中観光地に加え、無形文化遺産の体験が豊富な都市も人気を集めている。江蘇省（Jiangsu）蘇州市（Suzhou）、広東省中山市（Zhongshan）、佛山市（Foshan）などが特に注目され、多くの外国人観光客が訪れている。

アリペイを利用した外国人観光客の訪問先として、人気の観光スポットトップ10には、北京・故宮博物院（The Palace Museum）、北京・頤和園（Summer Palace）、上海科技館、上海・豫園（Yuyuan）、四川省（Sichuan）・九寨溝（Jiuzhaigou）、雲南省（Yunnan）・玉龍雪山、湖南省（Hunan）武陵源（Wulingyuan）・天門山観光区、広州長隆観光リゾート、浙江省（Zhejiang）烏鎮（Wuzhen）古鎮観光区、四川省成都市（Chengdu）・錦里古街がランクインした。(c)東方新報