中国国家電影局は4月10日、公式サイトを通じて、米国による対中関税の強化に関する記者の質問に回答し、映画分野における対応方針を明らかにした。

国家電影局は、最近の米国政府による対中関税の引き上げが米国映画の中国市場での展開に影響を与えるかという問いに対し、「米国政府による不当な関税措置は、中国の観客の米国映画に対する好感度をさらに下げる結果につながる」と述べた。

福建省福州にある映画館に入る人たち（2025年1月9日撮影、資料写真）。(c)CNS/張斌

そのうえで、「中国は市場原理を尊重し、観客の選択を重視しつつ、米国映画の輸入本数を適度に減らす方針である」と表明した。

中国は現在、世界で2番目に大きい映画市場であり、国家電影局は「引き続き高度な対外開放を堅持し、より多くの国から優れた映画を積極的に導入して市場の需要に応えていく」と強調した。(c)東方新報