中国東方航空(China Eastern Airline)MU5039便は7月1日午前、148人の乗客を乗せて煙台蓬萊国際空港(Yantai Penglai International Airport)を離陸し、東京の成田国際空港(Narita Airport)へ向かった。これにより、山東省(Shandong)煙台市(Yantai)と東京を結ぶ直行旅客便の運航が正式に再開された。
この路線にはエアバス(Airbus)A320型機が使用され、毎週火曜・木曜・土曜の週3便が定期運航される。往路の便は午前9時(現地時間、以下同)に煙台蓬萊国際空港を出発し、午後1時に成田国際空港に到着する。復路の便は午後2時に成田国際空港を出発し、午後4時15分に煙台蓬萊国際空港に戻る。
再開された山東省煙台と東京を結ぶ旅客路線(2025年7月1日撮影、資料写真)。(c)CNS/張冰
煙台蓬萊国際空港ではこれまでにも名古屋や福岡への日本路線が就航している。今回の東京路線の再開により、山東の膠東地域(煙台や青島市<Qingdao>、威海市<Weihai>などの沿海都市)と東京圏を結ぶ、利便性の高い空のルートが新たに確保され、日中間のビジネスや観光交流の活性化が期待されている。
煙台蓬萊国際空港は国際定期便の運航が認められた中国の主要な国際空港の一つであり、山東省における三大幹線空港のひとつでもある。今年上半期(1月〜6月)、同空港の国際・地域路線の旅客便の離着陸回数は計2017回となり、前年同期比で15%増加した。また、国際・地域線の旅客数は累計20万1000人を記録し、前年同期比で26.3%増となった。(c)東方新報