中国の商標データベースによると、最近、中国発のトイメーカーのポップマート(Pop Mart)が「LAFUFU(ラフフ)」という名称の商標登録を申請した。国際分類は第28類で、対象はぬいぐるみや人形、おもちゃなど。現在は実体審査待ちの状態にある。
同じく最近、別の個人が「Lafufu潮玩(トレンドトイ)」という商標を申請しており、こちらは刺繍製品や装飾品などを対象とした第26類で、同様に審査待ちとなっている。
この背景には、ポップマートの人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」の世界的ヒットがある。これに便乗した模倣品が多数出回り、それらをやゆしてネット上では「LAFUFU」と呼ばれるケースも見られていた。
ポップマートの人気キャラクター「LABUBU」をテーマにした「怪味コンビニシリーズ」の初展示が、中国・広州市天河区で開催され、写真を撮るファン(2025年6月13日撮影、資料写真)。(c)CNS/陳楚紅
2024年5月以降、「LABUBU」やその表記違い(Labubu、labubu)を含む商標を申請する動きが企業や個人の間で相次いでおり、商標分類も多岐にわたる。業種も医療、光学機器、美容、陶磁器など多様で、すべてが現在審査中となっている。
また、今年2月には別の企業が、飲食業を対象とする「LABUBU」の商標を申請しており、こちらはすでに初期審査を通過し公告段階に進んでいる。この企業とポップマートに直接的な関係はないことが確認されている。
なお、ポップマートが自ら「LABUBU」を含む商標を申請したのはこれが初めてではなく、2月にも同様の申請を行っていた。模倣品の拡大を受け、ブランド保護を強化する狙いがあると見られる。(c)東方新報